さる藩の藩主一門の血筋を調べてみると、次の様な事がわかる。
藩主の子供は他藩の藩主以外にも、藩主一門、家老などの上級藩士に降嫁する。
⚫︎藩主一門に降嫁した場合
⚪︎さらに、藩主一門は、藩主、又は上級藩士との婚姻を行う。
⚫︎家老などの上級藩士に降嫁した場合。
⚪︎さらに、上級藩士は、同じ上級藩士、又は中級藩士との婚姻を行う。(但し、中級藩士は、少ない気がする)
明治維新後、どの様な形に婚姻がなったのか、さらに考える。
⚫︎藩主や藩主一門は華族になった。
⚫︎上級藩士は士族になった。
より多いケースである上級藩士について推測する。
上級士族の婚姻のケースとしては、同じ上級士族、資産家層との結婚がみられた。
⚫︎上級藩士は、維新後、県令や衆議院議員、県会議員となったケースが多い。
⚫︎資産家層の内容としては、県会議員や、医者などの知識層、大地主や公職をもつ中地主などが挙げられる。
結論)
江戸時代の藩主の血筋は、明治時代には、教養のある裕福な地主階級まで浸透していた。